一般的にスタンドの野次や事象にはレフェリーは介入しないことになります。この場合は大学のグランドでのことですから、スタンドから野次を飛ばしているのは、試合をしているチームの関係者と思われます。その場合、野次の内容によって、無視することが出来ないものであれば、ハーフタイム時に本部から注意をしてもらうことや試合終了後に本部役員からチーム役員に注意してもらうことがよいと考えます。また、審判報告書のその他の項目に具体的に記入して連盟へ報告することになります。
主審が試合中に足に肉離れを起こしたり、夏の暑い時には脱水状態になり審判をすることが出来なくなることは、時にあるものです。そのため、アマチュアの試合では、主審が負傷等の理由で審判が出来なくなった時に交代する副審を決めて置きます。
それは、通常副審1が主審に代わることになります。そして第4審判が副審に入ることになります。国際試合やJ1リーグでは、主審と副審が専門化していますので、第4審判には主審担当の者を置いて、主審に事故が発生した時には、第4審判が主審に代わることになっています。
審判には広い視野が要求されますが、視力の良否を検査によって問われることはありません。しかし、少年を除く選手が眼鏡を着用せずコンタクトレンズを使用するように、審判も眼鏡を着用するのではなくコンタクトレンズを使用するのが良いでしょう。