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2015/12/14

2015年度関東学連エリートコース講演会報告

Tweet ThisSend to Facebook | by:y.uejima

2015年度関東学連エリートコース講演会報告

                          2015128日 早嵜・植村

 

NPO法人東京都サッカー審判協会(RA東京)は、
2015年度も関東大学サッカー連盟エリートコースの講演会に講師を派遣しました。

 

日時:2015128日(19302030

場所:日本サッカー協会 JFAハウス・4F会議室

派遣講師:中禮宏氏[東京医科歯科大学スポーツ医歯学分野、RA東京理事]

取材:植村久副理事長、早嵜(記録)

司会進行:関根弘之・関東学連審判部長

受講生:関東学連エリートコース学生25

(ゲスト)山内宏志国際副審、鶴岡將樹1級審判

 

RA東京は過去に「岡田正義氏」「高田静夫氏」「小泉朝香氏」を講師として派遣してまいりました。
今年度は当会会報プレーオンのスポーツ医学コラムに毎号貴重な情報を提供していただいている中禮宏氏が
「メディカルからのエッセンス」というテーマで講演してくださいました。
プロジェクターを使用しての中身の濃い講演内容でしたが、
全部を紹介することはできませんので、
講演概要のポイントを数葉の写真と共に紹介することと致します。

       司会の関根さんと講師の中禮さん
中禮さん

       講演中の中禮さん

[講演テーマ:メディカルからのエッセンス]

1.頭部外傷の発生

  1998年フランスW杯・2000年シドニーオリンピックでの事例とアマチュアの試合での報告を比較して紹介

2.頭部外傷発生のビデオ分析

  1998年~2004年のW杯・オリンピックを事例に、頭部の外傷に関して上肢との接触による怪我が多く、
その時の「57%」がアンフェアーな使用による怪我であった。
そのため,2006W杯以降の審判員による「ルールの厳格な適用」を行う努力が実り、
選手・コーチのフェアープレーへの意識も高まったとのこと。

3.試合時の外傷発生記録

  下肢が「73.6%」→発生率は下がってきている

4.頭部の外傷発生 ~ 審判団に求められていることの説明・確認

5.障害・傷害発生減少の要因

  「FIFA11+」の目的と特徴 ~ ジュニア期の選手、女子選手に対して有効

6.脳震盪への対応

  症状と疑われた場合の対応

           意識状態・記憶状態の簡単なチェック:       
        
場所、日付、時間、相手チームは誰か等

躊躇なくいったん試合から離脱させる→無理に歩かせずに担架を要請

首を無理に動かさずに、担架には多人数で抱えて乗せる

7.心停止への対応

  ①疑われた場合の対応

           肩をたたきながら声をかける(意識の確認)

AEDがあればすぐに取り寄せ

すぐに救急車の要請

呼吸の確認(10秒以内に!)

胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ 30:2

  ②AEDの使用方法についての解説

8.熱暑対策の追加ポイント

  ①運動前の摂取 ②こまめに摂取 ③スポーツドリンクの活用 ④日焼け止め

9.海外プロサッカー選手の検診結果 ~ スペイン・バルセロナFCの事例等

  虫歯を持っている選手が多いことの紹介

  国際審判候補の検診結果について

  サポート症例

  智歯(親不知)について対応等歯が脱落した場合の対応

10.コンディショニングの維持

11.質疑応答

  ①歯の保存方法について

  ②熱暑対策について

  ③差し歯脱落時の対応

 等について熱心な討議が行われました。
参加者記念撮影

以上

 


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